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スモモ(1) - ふくろみ病と石灰硫黄合剤の長い話

我が家には、樹齢20~30年のソルダムがある。
気が付いた時にはあったので…何となく樹齢20~30年じゃないかな(…ってかなり適当だけど)。

そのソルダムとは、こう言うものらしい。

1.来歴

 アメリカ合衆国から1900年代初頭に日本に導入されたニホンスモモである。品質が優れ、量産性であるため、長い間中生の主力品種としての位置を保っている。

2.樹性

 樹勢はやや強いが、樹姿は開張性である。花束状短果枝の着生がきわめて良好で、結実は主としてこの部位による。花粉を有するが自家不和合性であるので受粉樹との混植が必要。開花期が早く、晩霜害を受けやすい。ふくろみ病には弱い。

こうち農業ネット:ソルダム




去年、そう言えば、我が家のソルダムの写真を撮っていないな~と思い、写真を撮りに行ってみて…
「あれ?」って思った。
「何じゃ?このアーモンドみたいな実は?」

その後10日程経ってから見に行くと、白っぽくなっていたり、黒っぽく萎んでいるのもある。
おまけに、その変な実は、増えているし…
無事だった実も、ある日一部がプクッと変に膨らんで、全体が侵されて行く…
なにコレ…?

ふくろみ病01ふくろみ病02
右の大きい3つが変形した実
小さい濃い緑色は正常な実
さらに変化した実
小さい濃い緑色は正常な実


ネットで調べると、似た様な実の写真を見つけた。
どうやら、我が家のソルダムは、“ふくろみ病”になったらしい。
“ふくろみ病には弱い”…確かに。


その“ふくろみ病”とは、「庭先果樹の病気と害虫―見分け方と防ぎ方」という本によると、こんな病気らしい。

縮葉病・ふくろみ病

被害ランク:A
発生しやすい果樹:アンズ、モモ、リンゴなど
発生部位:葉、果実
症状キーワード:奇形(縮葉、果実肥大)
病原菌:糸状菌

*被害ランク:A…よく発生し、被害も大きい常襲の病気・害虫
発生前に予防防除、発生初期に防除を行う

●症状と診断のポイント
 葉では、葉縁から膨らんだり縮んだりして紅色、黄色になって奇形となって枯れる。果実では、幼果が長だ円から扁平になって異常肥大し、やがて黒変してしおれ、落果する。



そして、この本には、ふくろみ病の薬剤名として、下記の3つが書かれている。

ダイボルト水和剤
プルーク水和剤
ホーマイコート



ホーマイコートは、農協で入手可能と書かれている。
でもね…なんだかね…プロが使う農薬みたい…
私のような素人には、もう少し買いやすい薬がイイな…



…と、検索してみると、こんなサイトを発見。

Q.ソルダムがふくろみ病になってしまいました。石灰硫黄合剤を散布するらしいのですが、散布時期がわかりません。場所によって時期は違うと思うのですが、詳しく教えていただければと思います。山形に住んでおります。

A.ふくろみ病は、枝の芽の付近で越冬した病原菌が伝染源になりますので、発芽期から開花期にかけて、降雨が多いと発生しやすい病気です。防除のポイントとしては、幼果が奇形してからでは遅いので、休眠期に重点的に薬剤を防除することです。


千葉大学園芸学部:まちのみどりと園芸の相談Q&A:ソルダム編



“幼果が奇形してからでは遅いので”とあるので、もう、手遅れらしい。
この年は諦め、休眠期に入ってから、何とかしなくちゃな…と、来年、頑張って消毒をしようと思った。



その来年(つまり今年(2009年))までの間、時間はたっぷりあるので、ジックリ調べられるから、ラッキーだったではないかと、自分に言い聞かせ、兎に角只管、“スモモ ふくろみ病”で気が向いた時に検索した。
その結果…、薬は、手に入りやすそうだし色々使えるみたいなので、石灰硫黄合剤と決めた。
決めたのは良いけれど…サイトによって希釈率が違ったり、散布時期も違ったり…

成果情報名  スモモふくろみ病に対する薬剤の散布時期と防除効果

要約    スモモふくろみ病に対する石灰硫黄合剤の散布適期は、大分県では1月下旬~2月中旬である。その散布濃度は20倍で十分である。石灰硫黄合剤の代替剤としてチウラム・チオファネートメチル水和剤100倍の効果が高く、実用性がある。

実施機関  大分県農業技術センター

九州沖縄農業研究センター:平成5年度九州地域成果情報要約版

(3)防除
ア 、 発芽直前の石灰硫黄合剤2 0 倍の散布は高い防除効果がある。この時期を失すると防除は困
難となるので適期に防除する。
イ 、 密植園で樹勢の強い園は間伐を行い、適正な結果枝本数にし、風通しを良くする。

石川県農業総合研究センター:栽培指針支援システム:スモモ

5. 冬の万能選手・石灰硫黄合剤
 多くの薬剤の中で、唯一病気にも害虫にもよく効くといわれるのが、この石灰硫黄合剤(せっかいいおうごうざい:「せっかいよーござい」で通じます)です。しかしこの薬剤は濃度が濃くないとその独特の効果が出ないために、高温期に使うとひどい薬害が出るので、厳冬期の1~2月に限って使われます。

 特に庭木や盆栽に、濃い場合は濃度20倍、普通は30~40倍、薄くても50倍でまんべんなく1回散布します。すると、越冬中の虫の幼虫や卵から各種の病原菌まで、しっかりと撲滅してくれるのです。寒い時期ですが、風の無い日に必ず行ってほしい作業です。

花いっぱい.com:基礎講座

スモモは栽培した経験がありませんので、下記をご覧下さい。

http://lib.ruralnet.or.jp/nouyaku/mokuji_S/SUMO.htm

追記
たくさん薬剤が記載されていますが、石灰硫黄合剤以外は発芽後の使用は出来ません。
石灰硫黄合剤も通常は発芽前に使用する事の多い薬剤ですが、スモモに限っては使用時期の指定はありません。

ふくろみ病 - Yahoo!知恵袋



そして、「石灰硫黄合剤の銘柄」から、いくつか見てみると、下記のように書かれている。

作物名:スモモ
病害虫名:ふくろみ病
使用倍数_数量:140倍
使用時期:-
使用回数:-
使用方法:散布




九州沖縄農業研究センター:平成5年度九州地域成果情報要約版」と「石川県農業総合研究センター:栽培指針支援システム:スモモ 」は、石灰硫黄合剤20倍。
石灰硫黄合剤の銘柄」にある、メーカーの使用倍数は、140倍。

プロが使用するのと、素人が安全に使用するのは違うって事なのかな?
メーカーで140倍と書いているのなら、そのようにするのが良いという事なのだろうけど…



また、散布時期も、20倍の場合は、薬害が出やすいので、発芽直前で、140倍の場合は、濃度が低いので時期を問わずって事なのだろうか?
ちょっとよく判らない…



散布時期については、こんなのもあった。

19 :花咲か名無しさん :2007/02/10(土) 22:16:08 ID:FTHZhWpI
鉢植え白鳳にこの前石灰硫黄合剤かけたのですが、まだ蕾も膨らみ始めていません。
こんなものなの?

…(省略)…

22 :花咲か名無しさん :2007/02/13(火) 22:41:01 ID:+zM77Pl8
19です
膨らみ始めてなくてもOKなの?

23 :花咲か名無しさん :2007/02/13(火) 23:56:21 ID:Oy0I5bsg
おk、塚数回やるのが理想

24 :名無し三等兵 :2007/02/14(水) 15:44:39 ID:XZzN1ubZ
>>19
てーか、あんまり膨らんでからだと薬害の恐れあり。
かといって、あまりビクビクして早めに散布を終わらせてしまうと効果十分でな
いです。>>23さんの言われるように、芽が動く前の今頃の時期に1回と、動き出し
てからの適切な時期に様子を見て1~2回。
期間に言い換えると、3週間~1か月程度に総合計で2~3回撒くのが理想です。
また、よく言われているほど万能ではありません。
値段が安いのは良いんですが、所詮は旧式だという印象ですね。
使う側に経験や判断を要求する部分が大きいですし、取扱いも不便です。
気休め的に使うのでなく、はっきりした目的(モモなら例えば縮葉病予防)がある
のであれば、他の薬剤を使うことをお勧めします。


ももももも☆桃☆ももももも(http://ranran2.net/app/2ch/engei/1157377079 のキャッシュ)



“あまりビクビクして早めに散布を終わらせてしまうと効果十分でない”
“芽が動く前の今頃の時期に1回と、動き出してからの適切な時期に様子を見て1~2回”
…なるほど。
…素人の私には、タイミングが難しい。


「でも、何とかなるだろう。まあ、頑張るか~。」と、ホームセンターで石灰硫黄合剤を買って来た。

石灰硫黄合剤

ボトルの裏を見て…、「ゲ!」って思った。
こんな文章が書かれていた。

・原液は強アルカリ性のため、眼に対して強い刺激性があるので、散布液調整時には保護眼鏡を着用して薬剤が眼に入らないよう注意する。眼に入った場合には直ちに十分に水洗いし、眼科医の手当を受ける。

・原液は強アルカリ性のため、皮フに対して強い刺激性があるので、散布液調整時には非浸透性手袋を着用して皮フに付着しないよう注意する。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とす。

・散布の際は保護メガネ、農薬用マスク、不浸透性手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用する。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに洗眼する。
・作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯する。





石灰硫黄合剤って怖いんだな…と、検索してみると、こんな記述も…

49 :白鳳:2006/03/17(金) 21:08
散布で失敗。桃の幹・主枝に4倍液を1900L 散布。右手の手袋と上着の間の露出した手首に付着。痛かったが、早く終わりたいので我慢して終えてから洗ってびっくり。
石灰硫黄合剤が取れないどころか、皮膚にこびりついて侵食している状況。見た目は火傷のような感じで、ヒリヒリと痛いです。医者には行かず、酢を薄めて塗りました。こんな風になるなんて、農薬散布をなめてかかったのが失敗でした。それから2週間経ちましたが、やっと石灰硫黄合剤が皮膚ごとめくれて今はケロイド状態で痛みは僅かになりました。明日は桃にパルノックスの散布ですが、肌の露出には十分注意します。

農薬掲示板:石灰硫黄合剤について





怖い怖い…
と、保護メガネ、農薬用マスク、不浸透性手袋、長ズボン・長袖の作業衣を買って来た。

防具

これで大丈夫かな?
肌、出るんじゃないの?
ヤダよ…心配だな…などと言う気持はあるものの…

まぁ…全て準備万端。
後は、散布するだけだ!
頑張れ私!
…という感じだったのは、2月の初旬。

薬や道具の準備は出来ていたのに、散布予定日は、強い風がビュンビュン吹いていて断念したり、風も無く、散布日和の時は、出掛けなければならなかったり…
   …もしかして…、本音は…怖かったのかな…みんなが脅かすからだよ…


結局、散布出来ないまま、こんな事に…

ソルダムの花

花が咲いちゃった~!



受粉樹のアンズも花が咲いちゃった~!

アンズの花


あ~あ…
石灰硫黄合剤散布は、来年だな…

今回、頑張って検索したサイトをまた来年探すのは大変なので、リンクしまくって、長~くなってしまった。
…来年こそ、頑張ろ~





今回、文章中に出て来た本は、下記。
病気の発生生態が書かれていたり、伝染環の図が書かれていたり、薬剤リストもあったり、病気・害虫の年間発生グラフが書かれていたりして、とても詳しく病気について知る事ができた。
プロ向けの本みたいで、薬剤リストの薬剤名は、ホームセンターで見た事無いけれど…

庭先果樹の病気と害虫―見分け方と防ぎ方庭先果樹の病気と害虫―見分け方と防ぎ方
(2002/04)
米山 伸吾木村 裕

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  1. 2009/03/29(日)
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