アーティチョークの栽培(13) - テントウムシと一緒にアブラムシ退治

我が家のアーティチョークは、今年、早春の対策が遅れてアブラムシが沢山発生してしまった。
手でやっつけようとか、唐辛子スプレーでどうのとか…もう、そんな事をしていられるレベルではなかったので、3月上旬にまずは、市販の除虫菊から抽出した天然成分の殺虫剤というもので、一度やっつけてやった。
(詳しくは、「アーティチョークの栽培(9) - アーティチョークの早春アブラムシ」)
この殺虫剤のお陰で、アブラムシはだいぶ減った。
あ~良かった!

…と思ったのは、ホンの一瞬。
少し残ったのが驚くようなスピードで増え続けた。




我が家のアーティチョークには、2種類のアブラムシがいる。
黒いアブラムシと模様の見える緑色の平べったいアブラムシ。

黒いアブラムシ緑色のアブラムシ
黒いアブラムシ緑色のアブラムシ



あまり見たい人はいないだろうな…と、思いつつ…
良く撮れたので、アブラムシの拡大写真。
(でも、やっぱり気持悪いので、クリックすると別ウインドウで拡大するようにしてみたので、…見たい方は、どうぞ)

黒いアブラムシ緑色のアブラムシ
黒いアブラムシ緑色のアブラムシ




緑の平べったいヤツがホントにホントに…驚くようなスピードで増え続けた。
ええっ!!!もうこんなに?…って感じ。

どうするかな…、あまり殺虫剤は、使いたく無いな…
でも、市販のデンプン殺虫剤でも散布した後、忌避剤として自前の唐辛子スプレーでもするかな?
…などと、色々思案していた。

学研の「野菜だより 2008年夏号」という雑誌の別冊付録の「自然の力で野菜を病虫害から守る本」に、トウガラシエキスについてのアドバイスが書かれていた。

「トウガラシ軽くひとつかみを35度の焼酎に1カ月ほど漬け込んだものを用意しておきます。使うときは水で500倍くらいに薄めてから散布しています。トウガラシのカプサイシンには、殺虫、抗菌虫を遠ざける効果があって、アブラムシをはじめ、アオムシ、キジラミ、ホコリダニなど、いろいろな虫に効きますよ。このトウガラシエキスを使うときの注意ですが、いきなり濃いものを散布せず、はじめは薄く、徐々に濃くしていくといいです。」

…省略…

「トウガラシエキスを使う前に、食酢を水で薄めたものを野菜にスプレーしておきます。するとテントウムシなどの天敵虫は酢の臭いを嫌ってどこかに一時避難します。そこで残ったアブラムシにトウガラシエキスをスプレーしてやっつけています。」



トウガラシは忌避剤ではなくて、殺虫作用もあるのかな?
試してみるかな?
試して結果を待っている間に増えたら困るし…、やっぱり市販のデンプン殺虫剤かな?
…と、考えながら、アーティチョークを見回っていたら、目の前にテントウムシの幼虫がいた。

テントウムシの幼虫

“テントウムシなどの天敵虫は酢の臭いを嫌ってどこかに一時避難します”
…って、テントウムシの幼虫は、…避難できるのだろうか?
可哀相だな。
こいつらと一緒に頑張るかな。


…で、“手でと~る”で頑張る事にした。
下の写真が“手でと~る”を実行している所。

手でと~る

レジ袋の中に手を入れて、プチプチしたり…
レジ袋の手で葉の裏を覆って、もう片方の手で上から押さえて、スス~ッと滑らせたり…

…やってもやってもやっても、…きりがない。
粉みたいに見えないようなアブラムシが、次から次から次から…永遠に湧いて来る…って感じ。

出掛ける前に、ポケットにレジ袋を忍ばせ、プチプチ…、スス~ッ…
レジ袋を少しクシャクシャにしてフワフワさせてやらないと、黒い方のアブラムシは、プチッと潰れる感触があることも…
う…わわわ…、気持悪い…などと、毎日毎日…

無意味な抵抗かな…
薬を使うかな…
それとも、もう諦めて、アブラムシまみれにしちゃおうかな…
…などと、思いながら、プチプチ…、スス~ッ…


黒いアブラムシは、潰しやすい明るめの葉の裏にいてくれるので楽だけれど、緑色の平べったいアブラムシは、手の届き辛い葉の重なった場所や、古くなって地面に倒れた葉の裏などにいて、駆除するのが大変。
おまけに緑色のアブラムシは、猛烈に増えるようで、念入りにやっつけないと、目に見えないような、粉のようなアブラムシが次から次から次から…増えて来る。
その上、倒れた葉の下には、沢山のダンゴムシがいて、気持が悪い。


そこで、倒れてもうじき枯れてしまいそうな古い葉は、刈り取ってしまうことにした。
これで、緑色のアブラムシとダンゴムシは、かなり減らす事ができた。

それから…
本来の使い方とは違ってしまうけれど、キラキラテープ(防虫テープ)を使って、葉の間を明るくすることにしてみた。
倒れそうな古い葉は、地面に付かないように、また、葉がなるべく重ならないように、キラキラテープ(防虫テープ)で葉の間にすき間を作って、アーティチョークの周りを明るくサッパリさせてみた。
アブラムシも見つけやすく、潰しやすい。
…なかなか良い感じ。

葉の間にすき間ダンゴムシ対策
葉の間にすき間ダンゴムシ対策






最近は、助っ人のテントウムシもテントウムシの幼虫も増えて来て、アーティチョークの葉の上でよく見かける。
テントウムシ達も愛を育んでいるし、あちこちで卵も見つけるようになった。
沢山増えて、沢山アブラムシを食べてね~。

テントウムシの交尾テントウムシの卵


凄く小ちゃなテントウムシの幼虫もいて、黒いアブラムシと間違えて、潰してしまいそうになるので、良く見極めてから、プチプチ…

葉の裏のアブラムシもだいぶ減って、良い感じ。
努力って、報われるんだな~。
色々地道に頑張るかな~って、幸せな気持でいつものように葉の裏のチェックをしていたら、孵ったばかりの幼虫達がいた。
「おお~!可愛いね~!」って思ったけれど…

よ~く見たら、先に生まれた幼虫達が、まだ孵っていない卵を食べていた。

卵と卵を食べる幼虫達拡大
卵と卵を食べる幼虫達拡大


…すぐ傍にアブラムシがいるのにな~

別の種類と一緒になって卵を食べている、もっと判り易い写真もあったのだけれど…、拡大したら何だか…気持悪かったので、ソフトに残酷な写真だけをブログで披露することにしてみた。

生まれたばかりの頃からこんな生存競争を生き抜いて来たんだな…
できれば、すぐそばのアブラムシを食べて生き抜いてくださいよって気持だけど…

まぁ…、テントウムシ君、一緒にアブラムシ退治、頑張りましょうよ…


  1. 2009/05/17(日)
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  3. カテゴリー : アーティチョークの栽培
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  7. コメント2

Comments

すごいですねー。

何時もながら研究熱心さと努力に脱帽です、アーティチョークが沢山出来ることでしょうね、ガンバッテ下さい
ネットのすみで応援しています。

  1. 2009/05/18(月) 11:49:01 |
  2. URL |
  3. わらび #-
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

うちん所のフランス人のおじさんは、私の努力を理解せず、「沢山食べられる」「ちょっとしか食べられない」その言葉のみ反応して、ちょっと寂しいので…

> ネットのすみで応援しています。

この言葉を励みに頑張ろうと思います。
ありがとうございます。


フランス人のおじさんがアーティチョークを沢山食べられるのは、この言葉のお陰だと、よ~く言っておきます。

  1. 2009/05/20(水) 22:00:05 |
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  3. 134 #-
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