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栗(9) - [雑学] マロンとシャテ-ニュ

今回は、栗について書いた時に分離した、「栗(7) - [雑学] 栗の雄花と雌花」、「栗(8) - [雑学] 結果習性と剪定について」に続く3つめ。
…早速スタート。




よく、栗の事をマロンと呼ぶけれど、これは、フランス語。
英語では、chestnut(チェスナット)と言うらしい。
そして、マロンと日本の栗は、ちょっと意味合いが違う…らしい。


ある日のフランス人のおじさんと、私の会話。

フランス人のおじさん(以下フ):パリのシャンゼリゼ通りには、栗の木の並木があるね
私:え?そんなはずないでしょ?栗の実が落ちるでしょ?
フ:落ちるね
私:危ないじゃない!そんなのが落ちたら文句が出るでしょ!
フ:フランス人は、みんな気にしないね
私:栗の実が落ちたら、怪我するでしょ?
フ:フランス人は、みんな怪我しないね


おかしいなと、思い調べてみると…


私:な~んだ、マロニエじゃないの
フ:“~ニエ”は、“~の木”という事だから、マロニエは、マロンの木と言う意味ね。だから、栗の木でしょ?
私:マロニエは、日本でもマロニエで、栗の木とは、別の木だよ
フ:じゃあ、栗の木は、何?マロニエの実は、何?



…だから、調べてみた。

マロン(仏: marron)は、フランス語で、ブナ科クリ属の木であるシャテニエ(chátaignier、ヨーロッパグリ、学名Castanea sativa)の実、または、トチノキ科トチノキ属の木であるマロニエ(marronnier、セイヨウトチノキ、学名Aesculus hippocastanum)の実のことである。

通常マロンと呼ばれるのは、シャテニエの実、つまりクリである。

マロン (植物) - Wikipedia



つまり…
シャテニエ(栗)の実も“マロン”
マロニエ(セイヨウトチノキ)の実も“マロン”
…ややこしい。



それは、下記のような事情から、こんな事になったらしい。

クリの実のことを「マロン」と呼ぶ場合があるが、本来はトチノキ科のマロニエの実のことである。かつてマロニエの実を使ってマロングラッセを作っていたが、後にクリの実で代用するようになった結果、マロンにクリの意が生じたといわれる。

クリ - Wikipedia

マロンとは本来はマロニエの実を指したが、マロングラッセに使うマロニエの実をクリで代用したことから、クリのこともマロンと呼ぶようになったと言われる。ただし、マロニエの実を食べるにはあく抜きが必要であり、フランスを含め現在のヨーロッパでは食用にはしない。マロニエの実は、マロン・ダンド(marron d'Inde、インドのマロン)とも呼ぶ。

マロン (植物) - Wikipedia





更に、ややこしいのが、シャテニエ(栗)の実も“マロン”と、“シャテ-ニュ”があるらしい。
下記にザックリと違いが書かれていた。

chátaigneとmarronの違いは複雑で、いろいろ細かい定義があるようですが、要は、bouge(ボグ/イガ)の中に入っている実が小さくていくつかの実に別れている小型の栗をchátaigne、大きいものがmarronと考えればいいでしょう。作られる料理、大きさ共にmarronの方が、リッチ感を漂わせています。

フルーツとフランス語のほろ苦関係(2) - [フランス語]All About



もっと詳しく、“マロン”と、“シャテ-ニュ”の違いを知りたければ、「On utilise le terme marron pour désigner une variété de chátaignes...」に、図入りで詳しく説明されている(フランス語)。
フランス人のおじさんが読んだ後、「わかった?」と聞いたら、「よくわからないけれど、…イガの中に、ひとつぶだけ入った丸い実を“マロン”と呼び、イガの中に、いくつも入っていたら、“シャテ-ニュ”という事は、わかった」と、言っていた。
…結局、長い文章を読んでもらったのに、All Aboutに書かれている以上の事は、解らないままとなってしまった。



日本でも、上記の“イガの中のひとつぶだけのマロン”は、収穫できないのかな?と、調べたら、…ダメらしい。

クリは北半球に約12種類が分布し、「日本栗」のほか「ヨーロッパ栗」「中国栗」「アメリカ栗」などがありますが、それぞれの土地にあったクリしか育たないのだそうです。

例えば中国栗は甘栗とも呼ばれ、小粒で渋皮がむきやすく焼き栗に適していますが、害虫に弱く、そのうえ日本栗の花粉を受粉すると渋皮がむけなくなるという性質を持っているため、日本で栽培するのは難しいのだそうです。ヨーロッパ栗もアメリカ栗も木の幹が枯れてしまう「胴枯れ病(どうがれびょう)」に弱く、日本で栽培することはできないそうです。

【味の素KK】レシピ大百科:旬のカレンダー(野菜編):栗 くり



日本では、「ニホングリ - Wikipedia」だけしか育てられないという事なのね…

フランス人のおじさんも、シャンゼリゼ通りのマロニエと日本の栗の木は別物で、マロンとシャテ-ニュも別物という事がわかり、納得。…良かった。




上記は、1年程前の出来事。
ついこの間、おじさんが言った。
「パリのシャンゼリゼ通りには、栗の木の並木があるね」

…ボケちゃったのかな?
それとも、ネタ?
真面目に相手にする必要なかったのかな?
…なんだかな~






他のエントリーは下記
>> 栗(7) - [雑学] 栗の雄花と雌花
>> 栗(8) - [雑学] 結果習性と剪定について
・ 栗(9) - [雑学] マロンとシャテ-ニュ




  1. 2009/06/30(火)
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  3. カテゴリー : 果樹 栗
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  5. トラックバック0
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  7. コメント2

Comments

マロンとシャテーニュ

ワラビです。

栗のお話、マロンとシャテーニュ知りませんでした興味深く拝見いたしました、勉強に成りとても面白いです。

最後に、フ さんの落ちまで付いて最高でした。

  1. 2009/06/30(火) 10:51:37 |
  2. URL |
  3. わらび #-
  4. [ 編集 ]

Re: マロンとシャテーニュ

ワラビさんコメントありがとうございます。

> 最後に、フ さんの落ちまで付いて最高でした。

このおじさん、とぼけたタヌキで…、どこからどこまでがホントだかウソだか判らず、時々困っています。
でも、真偽を確かめるために色々調べるので、勉強になっているかも…

  1. 2009/07/01(水) 22:51:14 |
  2. URL |
  3. 134 #-
  4. [ 編集 ]

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