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アーティチョークの栽培(15) - アーティチョークの害虫(早春~秋)

我が家の4種類のアーティチョークは、元気に成長を続けている。
9月の追肥も済ませ、今、こんな様子。

古い株アーティチョーク・パープル
古い株アーティチョーク・パープル
アーティチョーク・グリーンオランダ産のアーティチョーク
アーティチョーク・グリーンオランダ産のアーティチョーク



我が家に古くからある、どこ生まれだかわからないアーティチョークは、株の根元から、ゴソゴソと沢山の芽を出し、犇めき合って大きくなっている。

そして、今年の3月にタネを蒔いて苗を作り、育てた3種類は、こんな感じ。
・イタリア産のタネのアーティチョーク・パープルは、少し広がり気味
・アメリカ産のタネのアーティチョーク・グリーンは、上に向かって伸びる
・オランダ産のアーティチョークは、少々小さいけれど、アーティチョーク・パープルのように広がり気味


根元を見ると、何故だか…、アメリカ産のタネのアーティチョーク・グリーンの下葉は、根元から、バキッバキッと折れて成長している。

折れた下葉折れた下葉


…これで、良いのだろうか?
雨続きの涼しい夏のためか、または、肥料過多のための徒長で、葉の重みに耐えられない?
それとも、病気や害虫の仕業?

近所でアーティチョークを育てている人はいないので、アーティチョークについて、情報交換をできる人がいないし、意外とネットでは、有益な情報って少ない。
種類ごとのアーティチョークの育ち方が少しづつ違い、病気なのか、正しい成長の仕方なのか、判らない。
…来年も同じ様子だったら、これが正常ってコトになるんでしょうけど。
自分の経験だけで育てて行くって、…大変。



そして、害虫対策についても、手探りで頑張らなければいけない。
…これも、結構大変。
色々な害虫が、攻撃を仕掛けてくる。
…でも、どうしたらイイのか…わからない。

古い株の新芽が小さいのに、メイガで酷い被害が転々と出た時は、一度に8株も増やした事を後悔し、ちょっと諦めかけたりもした。
来年、またまた、沢山の害虫たちに泣かされた時、今の所、自分の経験しか頼るものは無いので、今年何をやって駆除してきたか、書いておこうと思う。

書いていたら、何だか、とても長くなってしまった。
本当にもの凄く長いので、読み辛い。
文章を何回かに分けて、アップしようかとも思ったけれど、後で必要事項を探し辛い。
そこで、長過ぎるけれど、1回でアップして、インデックスを作り、読みたい所にジャンプできるようにしてみた。






まずは…
[早春のアブラムシ - 3月~6月]

今年は、とても早くアブラムシの被害が出て、気が付かずに被害が大きくなってしまった。

枯れた葉被害部分
枯れた葉スス病になった葉


上記の被害は、黒いヤツと緑色のヤツの2種類のアブラムシの仕業。
この緑のヤツは、ゴボウクギケアブラムシ、黒いヤツは、ゴボウヒゲナガアブラムシ…だと思う…たぶん。
(気持悪いので、クリックすると別ウインドウで拡大するので、…見たい方は、どうぞ)

黒いアブラムシ緑色のアブラムシ
黒いアブラムシ緑色のアブラムシ


詳しくは、3月17日にアップした、「アーティチョークの栽培(9) - アーティチョークの早春アブラムシ」で書いたけれど、ザックリその時の駆除方法を書くと…

・修復不可能な被害葉は、切って捨てる
・大量のアブラムシは、除虫菊から抽出した天然成分でできている「パイベニカスプレー」で駆除
・新たなアブラムシが寄って来ないように、「シルバーマルチ」を敷く
…と、いう方法で対応した。
(パイベニカスプレーのメーカーサイトは、>> 住友化学園芸株式会社:パイベニカスプレー
(シルバーマルチのリンクは、>> Yahoo!ショッピング-園芸ネット:虫よけ銀マルチ95cm×20m


ゴボウヒゲナガアブラムシについては、「日本農業害虫大事典」という本に、こんな記述がある。

生態:晩秋に両性個体が出現し、卵態で越冬する。暖地では胎生雌虫や幼虫で越冬する。<省略>6~7月と9~10月にはとくに密度が高くなり、葉裏が黒くみえるほどである。


そして、私のようなヘタクソな写真でなく…、ゴボウヒゲナガアブラムシのクリアな写真は、「虫ナビ:ゴボウヒゲナガアブラムシ」で見る事ができる。
このサイトには、“ゴボウだけでなく、アザミ類にも付く”と、書いてある。

また、ゴボウクギケアブラムシについては、上記の「日本農業害虫大事典」という本に、こんな記述もあった。

秋に主寄生植物のグミに移住し、そこで産卵雌虫や雄虫が出現して卵態越冬する。暖地ではアザミやゴボウで胎生雌虫で越冬することが多い。<省略>夏期には個体数が一時的に少なくなり、秋に再び繁殖する。


ゴボウクギケアブラムシの判り易い写真は、頑張って探したけれど、「埼玉の農作物病害虫写真集:ゴボウクギケアブラムシ」しか見つからず…。
後は、「日本原色アブラムシ図鑑」という本のP118…かな。

何故だか不思議な事だけど、ゴボウとアザミに寄生するアブラムシは同じ…なのかな?



そして…
アブラムシは、こんなヤツ。

一口メモ 【アブラムシの増え方】

アブラムシは単為生殖と言ってメスだけで増えることができます。さらにアブラムシは卵ではなく幼虫の状態で子供を生みます。その為増殖速度はかなりのもので、条件さえ良ければ、一匹のアブラムシが一週間後には1,000匹くらいに増えることもあります。したがって「再発生を軽減」させることはアブラムシ退治の重要なポイントの一つです。

住友化学園芸:再発生の軽減

アブラムシは弱い虫ですがさまざまな生きる知恵を身に着けていて、一般の虫には見られないような特殊な繁殖方法、季節によって奇主を変える生活体系、アリとの共生生活、驚くほど早く獲得する薬剤抵抗性などがあります。

【楽天市場】アブラムシ対策:千草園芸

しかし、これらの薬剤をアブラムシ防除薬剤として使用した結果、これまで使われていた有機リン剤、カーバメート剤、合成ピレスロイド剤に相次いで抵抗性個体が出現し、問題となっています。1960年に農水省が実施した、アンケート調査では、すでに1950年代にアブラムシの有機リン剤に対する効力減退の事例が報告されており、その後、開発されたカーバメート剤や合成ピレスロイド剤にも抵抗性アブラムシが出現しています。
 野菜や花での代表的なアブラムシはモモアカアブラムシ、ワタアブラムシですが1980年代になるとモモアカアブラシの有機リン剤やカーバメート剤、合成ピレスロイド剤に対する抵抗性個体の出現が全国各地で確認されるようになりました。
 ワタアブラムシについても、有機リン剤やカーバメート剤に対する抵抗性が1980年代になると確認され、1989年には合成ピレスロイド剤に対する高度の抵抗性が確認されるようになり、その防除は年々困難となっているのが現状です。

アブラムシ防除と抵抗性対策(害虫と病気の話) [シンジェンタ ジャパン]


…恐ろしい繁殖力と、凄い薬剤抵抗性。




アブラムシは、凄い薬剤抵抗性があり、殺虫剤が効かなかった…とかではなく、今年は、テントウムシの幼虫がチョコチョコ歩いているのを見て、また殺虫剤を使ったら、この子も死んじゃうな…という気持から、「パイベニカスプレー+シルバーマルチ」の後は、「テントウムシ+キラキラテープ(防虫テープ)+手でと~る」で対応した。
(詳しくは、5月17日にアップした、「アーティチョークの栽培(13) - テントウムシと一緒にアブラムシ退治」)
下の写真が“手でと~る”を実行している所。

手でと~る

レジ袋の中に手を入れて、プチプチしたり…
レジ袋の手で葉の裏を覆って、もう片方の手で上から押さえて、スス~ッと滑らせたり…
昔からあるアーティチョークは、トゲが柔らかかったので問題なかったけれど、新しい3種類のアーティチョークは、トゲが痛いので、園芸用の皮製の手袋をして、プチプチ…

薬を使わず、"手でと~る"で駆除していたら、テントウムシ君達も更に集まって来て、卵を産み、幼虫も増え、テントウムシファミリーと一緒に頑張った。
アブラムシ vs 私+テントウムシファミリー。
…頑張れば何とかなるもので、この方法でアブラムシをほぼ押さえ込む事ができた。




でも、アブラムシは、翅(ハネ)の生えた有翅虫が、どこからともなく飛んでやって来る。

翅(ハネ)の生えたアブラムシ

こいつらが寄って来ないようにと、シルバーマルチ+キラキラテープにプラスして、コンパニオンプランツでも対抗。
(詳しくは、5月6日にアップした、「アーティチョークの栽培(12) - 沢山のコンパニオンプランツでアブラムシ対策」)

上記のエントリーから、コンパニオンプランツ名の部分のみ抜粋すると…

ピレスラム
[開花期:5~7月/草丈:40~60cm/植え付け適期:10~4月]
ピレスラム(除虫菊):白花3号ポット2株セットより)

フィーバーフュー
[開花期:3~9月/草丈:80cm/植え付け適期:春または秋]
フィーバーフュー3号ポット2株セット(ナツシロギク)より)

ナスタチウム
[開花期:6~10月/草丈:30cmつる性/植え付け適期:3~5月]
株式会社トーホク - 商品紹介 - ナスターチュームより)

ニンニク
[植え付け適期:9月下旬ごろ(9月から10月)/収穫:6月下旬ころ(6月から7月)/草丈:30~70cm]
JA鹿児島県経済連 & ジャンボニンニクの栽培より)



こんな感じで、3月から、アーティチョークの花の終わる6月まで、アブラムシと対戦し続けた。
アーティチョークの蕾を食べて食べて…、まぁ、花なんだし、最後に少しだけ…と、花を咲かせた頃には、葉の色が褪せ始め、その葉は美味しく無いのか、アブラムシは、殆どいなくなった。

最後の花

早春から続けたアブラムシとの戦いは、ここで一旦、短い休戦となった。







[バッタの幼虫 - 5月]

アブラムシがいる頃に、バッタの幼虫も葉や蕾を食べに来る。

葉を食べるバッタの幼虫

害虫と言えば害虫なのだけれど、今の所、数も少ないし、大した被害でも無いし、可愛いので、単なる被写体となっている。
下は、カメラが近付いても、ず~っと、蕾の縁をモグモグしているバッタ。

モグモグしているバッタモグモグしているバッタの口元の拡大
モグモグしているバッタ口元の拡大


ボタンの花に穴を開けていた頃は、6~7mmだった。
下は、その時の写真。

ボタンの花に穴を開けたバッタ

アーティチョークの害虫としてやって来る頃には、少し大きくなって、小ちゃなハネも生えて、体もゴツゴツしてきたのが可愛い。
「わ~!大っきくなったね~!無事に育って良かったね~!」って、思っちゃった。

色々検索してみたら、こんな事が書かれていた。

ヤブキリは昆虫網・バッタ目・キリギリス科に属しています。画像の固体は約6mm。幼虫時は草食性ですが成虫になると肉食性になります。

ヤブキリ(幼虫) - 株式会社 トライム


昆虫エクスプローラ:ヤブキリ」によると、大人になると、セミなど大型の昆虫も襲ったりするようだけど…幼虫は、やっぱり可愛いな~。
頭でっかちで、アンバランスなプロポーションが可愛いのかな…?







[ワタノメイガの出現 - 6月~現在(10月)]

アーティチョークは、最後の花を咲かせている6月の上旬頃、根元から新芽が出始める。

根元の新芽

そして、6月の下旬~7月の上旬には、古い葉は枯れ始め、根元の新芽は、次々と出て来る。

根元の小さな芽大きな株の方の芽


この頃、新たな敵がやって来る。

転々と葉に大きな被害が出て、手で駆除するのは難しい。
そいつの名前は、ワタノメイガ(たぶん)。
…メイガ類であるのは間違いないと思う。

下が、被害の跡。
こんな大きな被害が、短い間に転々と現れる。

食害の跡枯れてしまった部位
食害の跡枯れてしまった部位




調べてみると…
ワタノメイガとは、こんなヤツ。

まず、こんな事が書かれているサイトがあった。

ワタノメイガ

幼虫の発生は6~10月初めにかけてみられる。通常8~9月の発生が多いようである。1齢幼虫は淡黄色で、葉裏の葉脈近くに糸を張り、その中で葉を加害する。成長すると淡緑色となり、葉を筒状に巻いてその中から加害する。発育が進むと新しい巻葉を作り、食害する。老熱すると赤褐色となり、巻葉の中で蛹化する。幼虫で越冬するとされる。

農薬ガイドNO.85_B



病気と害虫ハンドブック―植物別ですぐわかる (別冊NHK趣味の園芸)」という本では、発生の条件として、こんな事が書かれている。

ムクゲ、アオイ、フヨウ、キリなどにつき、年3回発生します。



キク科とか、アザミとかいう記述が無いな…と、思いもう少し探してみても…

花と緑の病害図鑑」や「日本農業害虫大事典」という本でも、発生する植物として下記が書かれているのみ…

日本農業害虫大事典
オクラ、ワタ、フヨウ、タチアオイ、ムクゲなどのアオイ科植物、その他の葉を食害する。


花と緑の病害図鑑
アメリカフヨウ、タチアオイ、ハイビスカス、ムクゲ等、アオイ科の植物に発生する。



やっぱり、キク科とか、アザミとかいう記述が無い…もしかして、ワタノメイガでは無い?
それとも、“その他の葉を食害する”の“その他”に含まれているのかな?

そして、「日本農業害虫大事典」という本による、幼虫の形態は、下記。

幼虫の頭部は中齢まで淡黄色、その後は黒色。腹部は、はじめ淡黄色、その後緑色、成熟幼虫は体長約22mm、体は赤紅色を帯びる。


…少しづつ見た目が変わるらしい。


この虫がワタノメイガかハッキリ判らないものの…被害は、どんどん大きくなっていく。
…早く、駆除しなければ!

殺虫剤については、こんな記述があった。

本種に対しても適用登録された薬剤はない。ただし、フタトガリコヤガ同様、薬剤には比較的弱いようなので、ハスモンヨトウに適用登録のあるクロフルアズロンに適用登録のあるクロルフルアズロン乳剤、アブラムシ類に適用登録のあるオルトラン水和剤を用いての同時防除が可能と考えられる。

農薬ガイドNO.85_B



…なるほどね、薬剤には比較的弱く、ハスモンヨトウやアブラムシ類に適用登録のある薬剤が効くってことだね。

ホームセンターで色々見て回ったら、箱に“天然微生物パワーで害虫退治”と書かれた「カダンセーフシリーズ 害虫退治 バシレックス水和剤」という気になるを発見。
(詳しくは→「カダンセーフシリーズ 害虫退治 バシレックス水和剤 2g×10袋入 : 製品紹介 : フマキラー株式会社」)

箱の裏には、こんな事が書かれている。

●自然界に存在する有用微生物を利用した環境に優しい殺虫剤です。
●本罪の有効成分「バチルス・チューリンゲンシス(BT菌)」はアオムシ、ケムシなどのチョウ目害虫に殺虫効果があります。
●有機農産物栽培(JAS)にも使用できます。
●散布後、すばやく害虫の食害を防止します。
●約1~2週間効果が持続します。


“アオムシ、ケムシなどのチョウ目害虫に殺虫効果があります”って、その辺りの害虫なら何でもいいってこと?
…早速、購入。

買ったものの…BT菌ってなんだろう?と思って調べると、こんな事が…

Q. BT剤をもう少し詳しく説明して下さい。
A. バチルス・チューリンゲンシス(BT)という細胞を利用した殺虫剤でアメリカでは既に30年以上使われています。…<省略>…殺虫機作は次のように考えられています。先ず、活性化たん白が消化管(中腸)に存在する特定の結合部位に結合します。次いで結合した部位の細胞が破壊され、虫はマヒ状態になります。さらにその傷から、消化管内で芽胞から発芽したBT菌が体腔の中へ侵入感染し、虫は死亡します。死亡には2~3日を要しますが、食下後2~3時間で接触活動を停止しますので遅効的であっても被害は進みません。

グリーンジャパン:BT剤とは? Q&A



薬を散布した後、虫は、2~3日は生きているけれど、2~3時間で食害が無くなるらしい。
人間は、散布している時に、吸っちゃって大丈夫なのかな?…と、ちょっと不安はあるものの…早速準備。
「カダンセーフシリーズ 害虫退治 バシレックス水和剤」の説明書に、効果を高める為に少量の展着剤を加えるとあったので、「住友化学園芸 ダイン」も加え、水で希釈して散布した。
(ダインについて、詳しくはメーカーの商品説明→ダイン(住友化学園芸:展着剤)

…すると、数日後、あっけなく、完了。
「カダンセーフシリーズ 害虫退治 バシレックス水和剤」は、一包使っただけ。
その後も(10月の現在までも)、チョロチョロ現れるけれど、今度は、見つける度に、ピンセットで取る位で済んでいる。
また、酷くなったら、「カダンセーフシリーズ 害虫退治 バシレックス水和剤」+「住友化学園芸 ダイン」で、簡単に駆除できると判ったので、もう、来年からは安心。







[アブラムシの再来 - 8月上旬~現在(10月)]

そして、ワタノメイガの被害が無くなった8月上旬~9月上旬頃、また、黒いアブラムシが猛烈な勢いでやって来た。
8月上旬は、古い株の方のアーティチョークは、花を咲かせた後、葉がすっかり枯れ、茎だけが残り、その根元の新芽は、グングン大きくなってくる。

左の株の新芽右の株の新芽
左の株の新芽右の株の新芽


この右側の大きい方の新芽に真っ黒になるほど、集っている。
他のアーティチョークは、まだ、チラホラだけど…、まだ、全体に葉が柔らかそうで、“手でと~る”では、傷が付かないか心配。
そこで、3月の時と同じく、「パイベニカスプレー」で駆除しようと試みた。
一瞬、アブラムシは、退治できたかと思ったけれど…また、猛烈な勢いで増え続けた。

アブラムシ01アブラムシ02


「パイベニカスプレー」をプシュプシュ → アブラムシが減少 → すぐにアブラムシで真っ黒 → 「パイベニカスプレー」をプシュプシュ → アブラムシが減少 → すぐにアブラムシで真っ黒。
…殺虫剤を使ってもキリが無い感じ。

これは、「リサージェンス」っていう現象?

resurgence

圃場で農薬(殺虫剤)を施用した後、対象害虫あるいは他種類の害虫が増加すること。
原因は、主に農薬の影響による天敵生物の減少とされる。

リサージェンス - 天敵Wiki


…アブラムシと一緒に、テントウムシ君達も駆除されてしまったのが原因?

ある日、アーティチョークの見回りをしていたら、アブラムシが逆さに止まり、お尻をプリンプリン降りながら、アーティチョークでお食事をしていた。

お尻を振っているアブラムシ拡大
お尻を振っているアブラムシ拡大


ちょっと、ムカッとした…アブラムシのやりたい放題にさせておく訳にはいかない。
他に方法も無いようだし、仕方ないので、葉を傷付けないように、ソ~ッと“手でと~る”をやることにした。
葉は、ヤッパリとても柔らかく、ちょっと力を入れると、プチッと切れてしまう。
…ソ~ッとソ~ッと

すると、また、テントウムシが集まり、卵を産み、テントウムシファミリーと一緒にアブラムシ退治となった。
でも、私がアブラムシを退治しすぎたようで、すぐにアブラムシの姿は、ほぼ無くなってしまい、テントウムシファミリーは、もっと沢山アブラムシのいる場所へ移ったのか、幼虫をチラホラ見かけるだけとなった。

…テントウムシって大食いだったんだな。
テントウムシ君は、大きな働きをしてくれるので、大切にしてあげなければ…。

今(10月)も、アブラムシを見かけると、たまに“手でと~る”でプチプチやって増えないようにしているけれど…まぁ、今年の後半のアブラムシとの合戦も、勝利と言ってイイ状態だと思う。







[アワダチソウグンバイがやって来た - 9月下旬~現在(10月)]

そして、9月下旬、新たな敵を発見。
やっかいな感じ…あ~ぁ。

調べた所、アワダチソウグンバイというヤツらしい。
曇りの日に写真を撮ったので、少々判り辛いけれど、こんなヤツ。
下向きにとまっていたので、頭部が下になって、更に判り辛い…

アワダチソウグンバイ拡大
アワダチソウグンバイ拡大
(下が頭部)


被害葉は、こんな感じになる。

葉の表葉の裏
葉の表葉の裏



そして、アワダチソウグンバイは、こんなヤツらしい。

最近、このセイタカアワダチソウの新たな天敵が海外から侵入してきました。それはアワダチソウグンバイ(写真)という昆虫です。1999年に南米から侵入してきたこの虫は、ここ数年で近畿圏から中国、四国、東海地方へと急速に分布を広げており、奈良県では既に県内全域のセイタカアワダチソウに発生しています。その発生はすさまじく、春から秋にかけて、休耕地などの群落だけでなく、路傍や山際にぽつぽつと生えているセイタカアワダチソウにも激発しています。この虫が多発したセイタカアワダチソウを観察すると、葉が急速に黄化し、新芽が枯れて生長が止まってしまうものもあります。不幸なことに、アワダチソウグンバイはキクなども加害する害虫であるため、この虫の発生を手放しで喜ぶ訳にはいきません。しかし、戦後数十年にわたり最もやっかいな雑草であったセイタカアワダチソウを減らしてくれる救世主になる可能性があると考えられます。

農業総合センター/奈良県公式ホームページ:みどりのミニ百科集:外来雑草V.S.外来昆虫



アーティチョークは、キク科なんだな…

アーティチョーク(Artichoke、Globe artichoke、学名Cynara scolymus)は、キク科チョウセンアザミ属の多年草。

アーティチョーク - Wikipedia



“戦後数十年にわたり最もやっかいな雑草であったセイタカアワダチソウを減らしてくれる救世主になる可能性があると考えられます。”
…ショック!
あの悪名高き“セイタカアワダチソウ”を減らしてくれる救世主…らしい。

こんなのもあった。

カテゴリー 被害甚大種
[性質特性]定着性が高い、環境適応性が高い、繁殖能力が高い、拡散能力が高い
[被害程度]対策の緊急性が高い、被害が大きい

京都府外来生物データ(アワダチソウグンバイ):京都府 外来生物情報


アーティチョーク…ピ~ンチ!


アワダチソウグンバイについて、もう少し調べてみると、アワダチソウグンバイの写真が、とても奇麗に写っているサイトがあった。

アワダチソウグンバイ
カメムシ目 カメムシ亜目 グンバイムシ科
Corythucha marmorata

・大きさ 3mm前後
・時 期 4-10月
・分 布 本州・四国

翅は半透明で褐色の斑紋があり、前翅前縁が角ばっているグンバイムシの仲間。
アメリカ原産で、近年日本に入ってきた帰化種。関西地方を中心に、東海、中国、四国などに分布を広げている。
キク、ヒマワリ、サツマイモなどに付く。

昆虫エクスプローラ:アワダチソウグンバイ



わ~!奇麗だな…可愛いな~!
…と、つい思ってしまったけれど、害虫なのだ。
それも、アーティチョークのピンチ…かもしれない。

今は、まだ、小さなテントウムシの幼虫がチョコチョコしているので、殺虫剤は使いたく無いな…
手でと~る…かな?
取り敢えず、がんばろぉ…と、プチプチやってみた。
ちっとも動かないので捕まえ易いし、ハネが大きいだけで、薄いせいなのか、何の感触も無いけれど、…3mmの虫を目の前でプチプチするのは、気持悪い。
「うぇ~…これは、無理かな…」なんて、グズグズしていた。


でも…
被害は、大きくなっていく。

…アーティチョークのピンチ、…テントウムシ君、ごめんなさい。
殺虫剤で、一旦アワダチソウグンバイをやっつけなければ、…と殺虫剤を使う事にした。

“アワダチソウグンバイ成虫に対する各種殺虫剤の効果”というのが書かれているサイトがあった。
自分でも入手出来そうな殺虫剤部分のみ、引用させて頂く事にした。

表.アワダチソウグンバイ成虫に対する各種殺虫剤の効果

(2004年6月病害虫防除所調べ)

薬 剤 名希釈倍率供試数補正死虫率(%)
1日後2日後
有機リン剤 スミチオン乳剤100020100100
オルトラン水和剤10002095.0100
マラソン乳剤20002090.089.7
合成ピレスロイド剤 トレボン乳剤10002095.0100

奈良県病害虫防除所:平成17年度特殊報第1号(アワダチソウグンバイ)



“合成ピレスロイド剤 トレボン乳剤”というのがあるけれど、この薬剤と同じく、除虫菊エキス成分(ピレトリン)で作られた住化タケダ園芸の「パイベニカスプレー」というのは、我が家にある。
なるべくテントウムシの幼虫に被害が及ばないように、周りをよく見ながらプシュプシュしてみた。
すると、アワダチソウグンバイは、ポロポロ落ちる。
…お!イイんじゃないの。

数日して、チェックしてみたら、テントウムシは、チョコマカ歩いているのを見かけるので、無事だったみたい…良かった。
でも、アワダチソウグンバイも、減ったようだけれど、…まだ、時々見かける。

4月中旬からセイタカアワダチソウで第1世代幼虫が発生し、5月下旬以降の第1世代成虫が農作物に飛来して加害する。露地キク圃場では10月以降の気温の低下による死亡個体を多く観察しており、その後の発生は終息するが、山際や林縁など日陰に自生するセイタカアワダチソウでは冬期に越冬成虫が多数見られる。

奈良県病害虫防除所:平成17年度特殊報第1号(アワダチソウグンバイ)



“10月以降の気温の低下による死亡個体を多く観察しており、その後の発生は終息する”ということなので、もう少し頑張らなければいけない。

手にビニール袋を被せた“手でと~る”だけでは、気持が悪いので、100円ショップで買って来たピンセットにガムテープを巻いて、グンバイ・ホイホイを作って試したら、ハネが張り付いたら動けないようなので、イイ感じだった。

グンバイ・ホイホイ

“手でと~る”+“グンバイ・ホイホイ”、そして、どうにもならなくなったら、テントウムシに迷惑が掛からないように“パイベニカスプレー”で、頑張ろうと思う。

上記のサイト(奈良県病害虫防除所:平成17年度特殊報第1号(アワダチソウグンバイ))には、成虫・卵・幼虫の写真もあるので、来年は、被害が大きくなる前に、見つけ次第やっつけてしまおうと思っている。



上記のサイトには、こんな記述もあった。

定期的に殺虫剤散布を行っている圃場ではほとんど被害は発生しないが、長期間防除を行っていない圃場や、家庭菜園では多発する。

奈良県病害虫防除所:平成17年度特殊報第1号(アワダチソウグンバイ)


…やっぱり、殺虫剤なのかな。
お世話になったテントウムシ君は、どうしたら良いのかな…
ホント…、ヘンな害虫が来ちゃって、やんなっちゃう…







今回、文章中に出て来た本。

病気と害虫ハンドブック―植物別ですぐわかる (別冊NHK趣味の園芸)病気と害虫ハンドブック―植物別ですぐわかる (別冊NHK趣味の園芸)
(2005/07)
不明

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日本農業害虫大事典日本農業害虫大事典
(2003/05)
梅谷 献二岡田 利承

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日本原色アブラムシ図鑑日本原色アブラムシ図鑑
(1983/05)
森津 孫四郎

商品詳細を見る


花と緑の病害図鑑花と緑の病害図鑑
(2001/04)
堀江 博道、

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文章に出て来た殺虫剤など。

殺虫剤:パイベニカスプレー900ml[野菜用][アブラムシ・アオムシ・コナガ・ハバチ][自然派志向]殺虫剤:パイベニカスプレー900ml[野菜用][アブラムシ・アオムシ・コナガ・ハバチ][自然派志向]
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  1. 2009/10/20(火)
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  3. カテゴリー : アーティチョークの栽培
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